咲いていたのは

1つの小さな花でした。
太陽の光さえ届いているのかという場所でした。
でも、明るく、逞しくその花は咲いていました。
つらいことを全部隠して、心に閉まって表に出ないようにして笑っていました。
それにずっと気付きませんでした。
気付いてないフリをしていたのかもしれません。
でも、それがたまっていってその花が傷付いてしまったら。
枯れてしまいそうになったら。
元気を出してもらいたくて無理をします。
それでその花が元気に、元どおりになってくれるのが一番いいです。
それでも効果がなくて枯れてしまったら。
…そうならないようにしたいものです。

今あなたの目の前に咲いている小さな花は、風にふかれて揺れています。
様々な色の花です。
でも一部だけみんなとはまったく違う色の花だったとしたら。
花たちは仲間外れにして笑うでしょうか。
個性だと言って受け入れるでしょうか。
…微妙です。
前者がたくさんいても、後者が少しでもいれば、その違う色の花と後者の気持ちを持った花は美しく咲くでしょう。

つまりどういうことか。
それは自分で考えてくださいね。



いつもとは違う感じでお届けしましたっ。